2015年3月22日日曜日

3.思考


 たとえばヒトラー。歴史上みて最も残忍な悪だったといろんな人は言うのだろうが、そもそも悪ってなんなのさ、それは悪い事なのか?
 「悪い」、それは起きてしまった後にきっとつけられる価値だろう。そして悪いことが起きたあとに良いという価値が反対側に生成される。なぜなら、人の歴史はすごく簡単に見ると、振り切っては反対側にまた振り切るの繰り返しをして少しづつ進んでいるように思えるから。
 今という現在は、過去の上に成り立っている。わたしたちは、過去に起きたことを全面的には否定できない。それは悪もしかり。否定してしまえば現在も否定するということと同等だと思う。そしてそれは、「善」という価値観さえも否定することになるだろう。どんなに残忍なことでも、そのおかげで今がこうして存在しているのならば、わたしたちは過去に起きた「悪」と一般的に言われそして嫌悪される出来事も認めなければならない。認めた上で、そこから学べばよいと思うのです。


0 件のコメント:

コメントを投稿